2007年04月08日 | |
いつものように寝ようとしていた。 私が先に寝室に行くと、GUNNは何気についてきたが、 Daddyが来るのを布団に入らず私の脇で待っていた。 いつも彼を待つGUNNに律儀さを感じながら・・・ 「とーちゃん今来るからね」となんとなく撫でていた。 ドキ! 右前脚になにかが触った (@_@;) 今までとは明らかに大きさが違うので、少しうろたえたが そこは多発性肥満細胞腫 すぐに冷静さをとりもどし まだ寝室へ来てないDaddyに呼びかける。 「ね・・・なにかある 見て!」 彼が来る間手でポイントを押さえていたのだが、 ここ!と話した瞬間に見失った。 15分ほど2人で行方?を追ったが、結局見つからず これ以上はGUNNのストレスになると判断し、 「きっと、幻よ〜」と思い込み(笑) その日は眠りについた (^^ゞ 翌日、昼間遊びながら探した私 見つからない(謎) やっぱり幻覚か? なにか食べ物のカスでもついていたんだろうと、現実逃避 夜になりDaddyが帰宅し、 彼が何気にいつものように撫でていた時だった。 |
![]() 右前脚 太もも? 表部分 |
「ある」の彼のひとことで、 「そのまま手を離さないで 場所を特定するために軽く毛狩りするから」と洗面所へ走った。(眉毛きり) Daddyに腫瘤をしっかりと押さえ込んでもらって、万が一でも突き刺さないように注意をしながら周辺を毛狩りした。 その後ゆっくりと観察 首方向の前脚付け根 5ミリではきかない・・・ブツを確認! ふぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜! 経験上、極めて怪しい顔つきだ。 翌日二次診療病院へ電話、定期健診を含めた形で診察予約をとった。 |
|
2007年04月12日 | |
二次診療病院の予約を待つ間 ありがたいことに少しだけ小さくなり、赤味も治まったかのように見えた。 たとえパンチと言えども、痛みのストレスは与えたくない。 1ヶ月ほど前に混合ワクチンを3年ぶりに打ち、 その後飼い主の帰宅でも倒れる事が続き、挙句この腫瘤の出現 直接的には因果関係はないのはわかっているが・・・ ワクチンを打った事によって、GUNNの免疫が揺れたことには 変わりないし、その判断をしたのは私・・・ 後悔しながら迷った。 しかし、今回はDaddyが私の背中を押してくれた。 「万が一、肥満細胞腫だったらガンなんだよ 大きくなったらもっと痛い思いをさせるし、 命と引き換えかもしれないんだよ。 それでもいいの?」 迷った事が恥ずかしくもあり、 度重なる多発にもめげず冷静に判断する 彼の強さに感謝をした瞬間でもあった。 心は決まった! |
![]() パンチ直後 3針縫合 (8ミリパンチ使用) |
二次診療病院予約当日 9時半 いつものように腫瘤の告知を担当医にする。 定期健診(エコーやレントゲン 採血など)も12月を最後にしていないので、腫瘤のパンチとともにお願いし預けた。 担当医にGUNNを抱き渡すたびに思う。 ごめんねGUNN と・・・ けれどそんな思いをGUNNにみせる訳にはいかない! 冷たく背を向け病院を後にした。 15時に電話連絡 どれくらいで来れますか?との返答に慌てる。 おやおや? そんな心配もよそに、早々に呼ばれ暴れまくるGUNNを迎えた(笑) 担当医も心得たもので、我家がいつもお守り代わりに処方して頂く、H1&H2ブロッカー(レスタミンとガスター)も すでに用意ずみ。 その他いつものように抗生剤も処方される。 |
|
2007年04月14日 | |
パンチ後、患部が少し腫れているようだったが赤味はなかった。 しかし、パンチ後2日目の朝から見る見る赤味が出てきた。 前回のように局所麻酔の影響の赤紫ではないので 気になって仕方が無い (^^ゞ まさかダリエ? 広がるなよ! と念力(笑)を送りながら 他に考えられる事を必死に探す。 感染? いや・・・抗生剤を飲んでいるもんな〜 局所麻酔の影響? いや・・・赤紫じゃないもんな〜 傷口がすれた? いや・・・毛深い箇所だし洋服着せてたしな〜 パンチの鬱血? ん? 縫合すみから軽い血がにじんでる? もしダリエだったら、肥満細胞が飛び散っていたら・・・ 嘔吐や下痢や浮腫が起きるようなら、 24時間体制の二次診療病院へ走る旨Daddyに伝え 私は眠れない夜を過ごした。 が! 翌朝には嘘のように赤味がひいた(爆) |
![]() パンチ後 2日目に出た赤味 |
2007年04月20日 | |
前日の19日の夕方、病理の結果が出ているか確認の電話 北海道へ病理へ出すため、 今回飛行機のストで遅れるかも?と危惧していたが出ているとの事 いつもどおり、切除7日で病理の結果が出ていた。 皮膚腫瘤 肥満細胞腫 グレード1 マージン部には腫瘍細胞は認められず、摘出状態良好 またもや万歳三唱! たとえガンの肥満細胞腫でも、マージンが取れればいいんだの我家 思わず担当医と 「やったね」と笑顔をかわす(笑) それにしても・・・毛深い箇所 運よく手に触ったラッキーに感謝だ。 マージンマイナスのため、ステロイドの服用なし! 抗生剤 H1&H2 8日で終了 抜糸はホームドクターで予定しています。 |
![]() 病理結果(携帯画像) |
定期健診の結果 (画像診断科) 肝臓 縮小して観察される。 そのほかの所見なし 胆嚢 所見なし 脾臓 腫瘤性病変認められる。 体部 11.1× 9.3ミリ (前回 10.0 ×7.7ミリ)(初回 7.8ミリ) 腎臓 左右とも所見なし 膀胱 所見なし 腹部リンパ節 所見なし ※ 近いうちの脾臓の針生検を提案されましが、外科的切除をする肥満細胞腫が出た際に依頼する事に決めた。 心エコー 拡張末期心室中隔厚 8.4 ミリ (前回 8.3ミリ) 拡張末期左室径 20.5ミリ (前回 20.5ミリ) 拡張末期左室後壁厚 9.2ミリ (前回 9.0ミリ) 収縮末期左室径 12.6ミリ (前回 11.8ミリ) FS 38% (前回 43%) 肺動脈弁の逆流が観察される。 逆流速 230.9cm/sec 圧較差 21.3mmHg (前回 231.9cm/sec 27.4mm/Hg) ※ すこし進行しているかも? ホームドクターと要相談 全血球検査(CBC) 正常値以外のみ MCH 平均赤血球血色素量 25.3pg (正常値 19.5〜24.5) ・・・ 1個の赤血球内の平均ヘモグロビン含量 血液化学検査 正常値以外のみ Chol 総コレステロール 321mg/dL (正常値 110〜320) ・・・ 肥満や肝臓病 ホルモンの異常などで上昇 ※ ステロイドを服用してないのにコレステロール値上昇 え・・・すこしダイエットが必要です(笑) |
上フレームが出ない場合は一旦HOMEへお戻り下さい