2005年 7月20日
我が家から、二次診療病院まで約2時間かかる。
首都高を抜けなければいけないので、平日のラッシュ時間帯前に出発した。

1時間前に病院の前に到着、近くの大きな霊園(人間)を軽く散歩して(^-^; 
その後病院の駐車場にもどり、車の中でのんびりと過ごす。
Daddyのお腹の上で、GUNNもうとうと〜 DaddyはそのGUNNを愛おしそうに見詰める
私は聞きたいことまとめたものや経過資料を最終チェック(爆) 緊張してきた。

予約10分前に受付へ。
住所や生年月日などを受付で記入し、センターで実施した診察内容や検査結果・治療法などを、
後日飼い主とホームドクターに、郵送、ファックス、電子メール送ってくれるシステムになっているので、
我が家はメールを選択した。

予約時間を20分ほどすぎた頃、診察室へと呼ばれ、担当獣医の問診がはじまる(某有名な獣医ではない)
肥満細胞腫原発からの資料(腫瘤画像・摘出画像・針生検画像・病理検査など)をまとめてきたので、
これを拝見させて頂きますねと言われ・・・ホントに見るの? そんな細かいの?と作った本人(私)が不安になる(笑)
食事内容や今の状態など、軽め?の質問を何点かされた。

その後主治医(某有名な獣医)が来るまでお待ち下さいと、そのまま診察室で待つ。
クーラーもきき、快適なのでありがたい。もちろん椅子も2人分出してくれた。
30分ほど待っただろうか〜 主治医が入ってきた。 あちこちで見る写真よりも落ち着いた雰囲気のA主治医。
まずGUNNに声をかけ、嫌がるGUNNを静かに抱き上げ声をかけた(笑)
「うわ〜 天下のA先生に抱いて貰えるなんて! GUNN幸せよ」なんてくだらない事をひとつ言う私 (爆)

それから、診察開始 触診の仕方は普通?でもポイントは見ている感じで、
聴診は今までにないほど真剣に聞いているのにはびっくり (GUNNは多少心雑音あり)
一通り観察した後、問題の箇所を教えてくれと言われ、鼻とお腹の二箇所を示すと・・・・ほとんど触らない!!
触れても軽く 刺激厳禁の肥満細胞腫ならではなのかな?
その後、お腹の二箇所を毛剃り。 バリカン=手術とインプットされているGUNNは、バリカン嫌い。
ひとことその旨話すと、後ろにバリカンを隠したまま、スイッチオン!
GUNNには笑顔を向け、怖がって反応していないことを確認すると、
左手で隠しながら、バリカンを局所へあてすばやく毛剃り完了! お見事! *^-^*
大学病院など有名な先生は機械的かつ冷たい印象で、こういった配慮にかけるとは聞いていたが・・・。
可笑しいくらいに、GUNNをいたわる様子が各箇所に見られてびっくりした同時に、
多発性肥満細胞腫のGUNNの腫瘤を見て、
「これは怪しい」とか「これは違うよ」なんて、根拠のない判断は口にしないし、顔色ひとつ変えない。
正直さすがだな・・・・・と思う反面、化学者だなと・・・と不安にもなった。

その後、肥満細胞腫とは?を説明をうける。(知ってるよね?の前置きつき 笑)
なんども聞いたことだけど、カーボン紙に書きながらのわかりやすい説明だった(原本は病院用、複写は飼い主用)
最新の肥満細胞腫の治療や、勉強してきた専門的な事の再確認など、
私が聞きたかった質問に対しても快く回答してくれたし、
なんでそんな事まで知ってるの? どこで情報をえてるの? じゃ〜これは知らないでしょ?なんて、
まだ日本では発表されたばかりの情報まで、進んで話してくれた v(^o^)
私が作った資料も、すでに担当医と検討した様子で、
ステロイドを使用した量や日時などもちゃんと頭に入っていてびっくり!
その後・・・
内科的に検査をするか?(針生検やパンチなど) 外科的に削除をし、プラスアルファでステロイドを使うかの選択を、
まずするように言われた (あくまでも決定権は飼い主という意向がはっきりみえる)
A先生は、10分後また戻るから話し合ってくれと一旦退出。
すでにDaddyと私で話合いずみ 「いいよね?」で「うん」で終了(笑)

針生検をしてない鼻が良性かもしれない事も考慮して、我が家はまず内科的治療をすすめるための検査を選択した。

ホント10分で戻ってきたA先生(笑)
私達の意志を伝えた。 お腹は何度か針生検をし肥満細胞は検出されていないが、
10ヶ月以上あり、できるかぎり確実な診断が欲しいのでパンチ生検を依頼した。
鼻は、針生検をお願いするつもりで出向いたのだが、下顎リンパが腫れているとの診断をうけ迷った・・・・。
鼻は、針生検でもパンチ生検でも全身麻酔するとのA先生の意向。
外科的切除しても左右のマージンは兎も角、深さのマージンは3センチはとれない。
外科的治療の意志がない私達は、肥満細胞腫ではない!と祈りながら、
確定診断を得るためにパンチ生検をお願することにし、
パンチ生検をするにあたり、副腫瘍症候群防止にH1・H2ブロッカーを使用してもらうことを約束してもらった。
それでも、病理結果を待つ1週間、万が一肥満細胞腫の場合危険率があがる。
病理へ出す前に顕微鏡で覗いて欲しい旨伝えると快く承諾してくれ、顕微鏡で覗いた結果は明日わかるというので、
その結果をうけたら、プレドニゾロン(ステロイド)をだしてもらおうと心の中できめた。

その他 全身状態を検査する項目として・・・
レントゲン 採血(CBC・生化学15項目・凝固検査) 腹部エコー。
事前に得た情報で、この病院ではがんの種類に関わらず上記にくわえ、骨髄穿刺と穿刺採尿が加わっているが
骨髄検査をする意味を説明をうけた上で、
検査後の痛みと危険性と黒と出た場合の我が家の治療意志を伝えて丁寧にお断りした(爆)
正直勇気がいったけど、嫌な顔ひとつせず私が断る理由を静かに聞いてくださった(感謝)

麻酔に関しても、GUNNは不安がある。
名古屋の病院で麻酔や鎮静を何度も使用したが、24時間徘徊する。
何度も聞いたが、使用した麻酔薬はその病院では教えて貰えず、
検査のため行った病院の鎮静および麻酔薬名しかわからない。
その時は、吸入麻酔薬は「イソフルレン」が使用され、導入にはケタミン他配合薬が使われていたので
「イソフルレン」はGUNNにあっている事はなんとかわかるが・・・
ケタミンの作用なのか?覚醒する時に奇声をあげた経験もある(^-^;
そのあたりをA先生と話合い、名古屋の先生に問い合わせてしてみるからと言ってくれ、
今後のために、きちんと使用した薬剤名も教えてくれる約束もとりつけたので、全身麻酔での検査を承諾した。

2006年2月末追記  この時使用した麻酔薬を後でメモ書きで頂ける。
導入薬 プロポフォール 吸入麻酔薬 イソフルレン    
ここまで

下顎リンパが腫れている・・・という言葉に、正直悪い方ばかり考えたが、
人間なら風邪でも腫れるし、ちょっと疲れた〜でも腫れる。
しかし肥満細胞腫がリンパに転移した場合でも、腫れない場合とてある。
わかっているが・・・・鼻の腫瘤があるだけに怖かった。

それから承諾書を手渡されたので、今回はせっかくだからDaddyに書いてもらう (^-^; 
(今では彼同伴じゃないので私が書いていた)
だって・・・読むと承諾したくない! いや〜って感情がちょっとだけ出てきちゃう内容なんだもん<知る人ぞ知る

GUNNを担当医にあずけ、内金の1万を渡し病院を出る。
気持ちが張っていたせいか? 一泊入院になってしまったショックか? 車に乗った途端涙が流れ出た。
しかし・・・・すぐ(笑)近くのラーメンでお昼を食べ、食べている間も今後の事を話しあう冷静さは十二分にあった。

病院から車で20分ほどのところに私の実家があるため、今晩は私はそこで待機。
一日分の着替えは用意してきたが、
明日戻ってきたGUNNの状態によって、もうすこし連泊しなければならないかもしれないので、
いろいろと買い足したあと、実家へ向かう。<昼すぎ
(結局9時半予約で病院を出たのは12時すぎていたことになる)


実家でGUNN今頃なにしてるかな?なんて話していると、夕方私の携帯が鳴った。 
担当医から・・・・
「今エコー中なのだが、肝臓と脾臓に腫瘤が見つかった。開腹して摘出するか?針生検をするか?」と・・・・
一瞬頭が真っ白 、叫ぶ寸前で堪えるのが精一杯。
エコー中なら全身麻酔下の可能性がある。 すぐにでも決断しなければならない。
頭を整理するためと、決断をするために必要な事をあれやこれやしゃべる私の横でDaddyが不安そうに見詰めている。
思わず彼に代わって決断してもらおうか?と逃げの心が芽生えるが・・・走り書きでDaddyに内容を説明
開腹?と書いたとき、Daddyがすぐさま首を振ったことを確認したあと、肝臓および脾臓への針生検を承諾した。

電話を切ったあと、なにかをひとこと叫んだような気がする ヾ(・・;)ォィォィ
でも、心配そうに見詰めるDaddyと実家の両親に説明しなければとすぐさま頭が切り替わった。

肝臓および脾臓は一番肥満細胞腫が転移しやすい場所であること。
開腹ではなく、内臓を針で刺すことのリスク・凝固異常がないと言ったこと。
H1・H2ブロッカーを使用して検査をすすめていることを確認したこと などなど
今まで勉強してきたかぎりで、きちんと確認をとった上での検査を決断したことなどを説明した。

絶対に絶対に大出血は起さないけれど、万が一は開腹することをお願した旨やっとこ説明できた。

両親の前では平静をよそおえたが、自宅へ帰宅するDaddyを車に送るとき・・・・帰りたいと泣いてすがってしまった(笑)

一人になってから(両親はいるけど・・・・)
何故 二次診療病院に連れて来たのか? 知らなければ・・・・
何故 怪しいと思ったものを放置してきたのか?
何故 今までエコーをしてこなかったのか?
何故 もっともっと細かくGUNNの様子を観察してあげれなかったのか?

だって・・・だって・・・と 頭に浮かぶ何故?に対して、いい訳をしている。
血液データーにはそんな事微塵もでてかなったじゃないか! 元気だったじゃないか!
だって・・・だって・・・・だって・・・・何故・・・・何故・・・何故・・・・・。

我が家は、内臓に肥満細胞腫が出たとわかった時に、積極的治療をやめると前々から決めていた。
ならば・・・残り1ヶ月?? そんな馬鹿な! 元気に飛び回っていたじゃないか?
1ヶ月なにをしようか? 兄弟犬の武蔵やももに逢わせる? いや そんな残酷なことは話せない。
じゃ〜 家族でどこへ行こうか? 行けるのか? GUNNはなにを喜ぶだろうか?
え・・・・でも 明日暖かいGUNNに逢える保証は今あるの???
だったら知らないままでいたほうがよかったのではないか?
でも・・・知った上だからこそ、有意義な時間が過ごせるのでは? もう痛い思いはさせたくない!
今すぐにでも迎えにいって検査続行を中止させたい! などなど・・・ぐるぐるぐるぐるエンドレス。

それでも・・・・脾臓を摘出してどのくらい生きられるか?
パソコンに向かうが・・・知っているとおりの非情な答えしか見つからない。

後悔のかたまり、自分を否定することばかりで頭がいっぱいになり、一睡もできずに朝をむかえた。



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